2016年10月30日日曜日

raspberry pi自体でI2S-DACをドライブできるようになった

ラズパイで一般的に使うのはRASPBIAN JESSIEというLinuxOS。
10月現在、カーネルは4.4が利用できる。9月23日版から何回かカーネルのリビジョンアップがあった。カーネル4.4.26あたりから、hifiberryなどPCM15xx系のi2s-DACボードのドライバが搭載されるようになった。
今まで、これらのボードを使うにはVolumioなど、音楽専用のディストリビューションを利用するという方法しかなかった。つまり、普通のLinuxマシンというより専用マシンとして利用する。価格を考えれば、それでもよい。

ラズパイでは、音声はHDMIのディスプレイに付属している音声出力から出てくる。高級AVアンプではHDMIでもいい音が出るらしいが、ほとんど人は持っていない。実際、HDMIディスプレイの音はしょぼい。
なので、HDMI-アナログ出力装置を探すと、これはこれでいろいろあるが、おもちゃが多い。

i2s-DACを使う理由は、ハイレゾではなくとも、音がよいこと。

10月末現在、RASPBIANでも、i2s-DACが利用できるようになった。
日本で売られている国産のPCM15xx系ボードはドイツの会社hifiberryコンパチブルなことが多いと思われる。PCM5102はDACだけ、PCM5122は中にDSPが入っていて、フィルタの特性や電子ボリュームが利用できる。これはI2C経由で制御される。

PCM5122だと、hifiberry-DACplusを選べばいいと思う。



利用するために設定は、/etc/modulesに1行、/boot/config.txtに1行追加するだけ。

Raspberry Piでi2s-DACを音声出力にして高品位な音楽を聴く(Rev.B)

ebayを見ると2千円前後でPCM5122のボードは売られている。
アマゾンでも扱っている。使えるかどうかはやってみないとわからないが。

2016年10月4日火曜日

Raspberry Pi とVolumio2がリクロッカでさらに進化する

Volumio2が10月14日に正式にリリースしました。

Raspberry Pi とVolumio2はChordのmojoとあまり変わらない高品質の音楽がながれる。
それが、進化した。

https://volumio.org/allo-kali-i2s-reclocker-a-true-gamechanger/

ハードは、


  • ALLO KALI I2S RECLOCKER 7000円
  • ALLO – PIANO HI-FI DAC 2750円
  • ALLO – POWER SUPPLY 5V 3A 1125円

価格は本日のレート。
 ラズパイの上に重ねて使う。電源は、ラズパイだけとKaili+pianoの2系統に分けられる。

 pianoはPCM5122を使っている。抵抗やコンデンサは、オーディオ用を選んである。電源ラインには、LCフィルタがしっかり入っているし、TIの新しいLDOを使っている。ヘッドホンアンプも新しいTPA6133A2。

ありていにいうと、音の分離がよくなり、バイオリンが聞きやすくなった。弦がえも言われないぐらい震える。


Raspberry Pi とVolumioで最先端オーディオを楽しむ その7 より良い音を求めてリクロッカKALI

2016年10月2日日曜日

Arduino 2社に分かれていたが10月2日に一つになった

2014年春ごろから最初のArduino設立メンバとその製造する会社がもめ始め、分離しました。
http://mag.switch-science.com/2015/04/07/arduino-v-arduino/

Unoまでは共通ですが、上位モデルのCortex-Mシリーズなどでは開発ツールのバージョンが異なるなど、利用者は不便してました。
時代はIoT。Unoでは処理しきれない事態となり、Cortex-M0もしくはCortex-M3クラスと無線通信機能が不可欠となりました。

本日10月2日、Makeの会場で、両社が和解する発表がありました。Arduino Holdingという一つの会社になります。

 これからは、MacのFTDIで通信できない点など、早急な対応が図られると期待しています。

2016年10月1日土曜日

ラズパイでVNCを使うのがこんなに簡単になった

9月23日付けのラズパイのリリースは、画面回りが一新されました。WebブラウザもGPUメモリ 16MB で動きます。

20年前、リモート・ソフトを使ったことがありますが、画面更新が亀のように遅く、それ以後、使っていませんでした。

今回のリリースでは、個人使用のライセンスでRealVNCサーバがインストールされています。設定画面でチェックするだけで、起動できます。

使ってみて、便利だ、早い! というか、ラズパイにディスプレイが不要になりました。


とにかく便利!Raspberry Pi をWindowsから利用するVNCの簡単インストール