2012年11月29日木曜日

パワーアンプH-50の修正

 パワーアンプH-50の初段6SJ7のプレート側と位相反転の6SN7のプレート側に入っているペーパーコンデンサをシズキのフィルムに交換。ほぼ解消。 NFの2.2kを4.7kに戻す。音に弾みが出てきたが、底力のあるハムが増えた。
 対策として、トーンコントール回路をパスした。しかし改善せず。どっちかというと、ハム音は大きくなった。 初段6SJ7を抜き、6SN7のグリッドにプリの出力を入れた。この6SN7はプッシュプル用の非反転回路を構成しているが、ゲインがあり、NFはこのカソードに戻っている。
 OK。極めてハムやノイズは聞こえなくなった。
しかし、音に全く迫力が無くなってしまった。
 なので、6SJ7のボリュームと0.1uFをパスする形で配線し、裏面のRCAからの配線を直にグリッドに入れることで、ハムのレベルを大幅に下げることができた。スクリーングリッドに入っていたフィルムも新品に交換した。
 ここまで来ると、オリジナルのアンプの半分くらいは不要な回路になっている。あたらしいシャーシに組むと面白いかもしれない。

 ヨーロッパではEF86が初段でよくつかわれているように思う。米国ではいろいろある中、6SJ7は名器なのか、ただの球なのか。ちょっと興味がある。

 ここにきて、月曜日に聞いた Something ELSEの10%が30%ぐらい今ではレベルアップしたかもしれないが。やはり、ホーンにしなくちゃいけないか。そうすれば月曜日の音の50%ぐらいになるかもしれない。価格差は20倍から30倍あるけどね。


 今、12インチ4本が箱に入っていて、そのうちの1つを聴いている。前にも考えたが、Philips Norelco AD5277を2個、低音用にPEAVEY 1208-4 SPS BWXを2個という構成に変えようと思っていた。箱はもう一つある。その箱の後ろ面に2インチドライバ2446Hをつければ、箱自体がホーンにならないかと、邪推している。

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