2012年12月31日月曜日

15inchはやっぱりいい

 12インチではでない低音の感じ。
 ショートホーンにRCA 515S2をいれた。
 アンプは45単管。フェーダーはW66なので、最大音量でも物足りなさは残るが。

ショートホーンは、低音の出方から見れば、スピーカーの前面に障害物があるだけ、という話もある。そうかもしれないが。
 だいたい、38センチのフルレンジもあり得ないと普通の人はいうし。

MG-26043: Clifford Brown and Max Roach

なぜか3枚ある。
 エマーシーの10インチは1954年の録音。12インチは1955年がたされている。WAXTIMEのはDaahoudの別テイクがボーナストラックとして追加されている。
10インチの曲の最後はJORDUとレコードには書かれているが、ジャケットの裏の印刷ではDarn That Dreamとなっているので、中古ショップではそのまま書かれているところがある。裏の紹介文も、10インチと12インチは少し違う。
 音は、10インチが一番よくて、その次はWAXTIMEの12インチ。
この人の解説によると、同じ刻印のレコードなので、
1回目にカッティングされたラッカーから 2回目に作られたマザーあるいはスタンパー (B)
だそうだ。本当の最初の盤ではないことが分かる。
12インチエマーシーはMF3なので、2?3?回目にカッティングされたラッカー (MF3) から 作られたスタンパーらしい。音悪すぎる。

2012年12月30日日曜日

整流あれこれ


  •  倍電圧は論外。
  •  ブリッジより両波整流がいい。
  •  ベストは半波整流。だそうだ。 

 要はダイオードを通るパスが多いと悪いほうにしか行かない。 むずかしい。
 みんな、耳がいい。というか、変更した前と後で時間がたっているので、どちら先に聞いたかで変わるような気がする。後のほうが手間をかけたので、きっと気持ち的には。。。である。

 とはいえ、半端整流をチョークで平滑するのは3から5段は必要だろうか。
 リプルフィルタでえいやとやると、大きく音は変わるのだろうか。

 前へ戻って、ダイオードはノイズを発生することが問題なんだ。trrが小さいほど、ノイズは少ない。ここで、電圧以外に電流の挙動も見ないといけない。
 trrが少なく究極、0はSiCがある。
 それも半波整流で良いなら。1個! なんとお財布にやさしいのだろうか。
そして整流後、高圧であれば平滑用コンデンサのESRは100mオームと20オームでは大差が無いので、なんても使える。

 もひとつ前に戻って、トランス。ヒステリシスはあるが、途中の部分を使いたいのならば、使用電力の最低3倍のトランスを使うという話が、昨日の2時ごろ眠たくなったこと出た話題。これは簡単に用意できる。60年代以降、製鉄メーカーは効率を上げて電力を取り出せるようにヒステリシス曲線のエンドの部分も使えるように努力をした。結果、電流波形なんかはいびつになったが、効率は上がった。

 ではチョークはどうなんだろうか。直流は苦手なコイル。コア材が多めのほうがいいのかなー。
  • インダクタンスは3Hと低めで電流(150mAとか)が流せる
  • インダクタンスは10Hぐらいで電流は45 1本分の40mAと低め
直流にひずみを増やせず、リプルは取れる、というなんだか、複雑な話。

<EX>春日無線変圧器

  • 80H60MA 80Hの60mAがいいのか
  • KAC-5250 (5H250MA) 5Hの250mAのほうがいいのか。

 リプルは80Hのほうがとれやすい。今迄の経験から、コストパフォーマンスが悪いほうが音が良い、という理論からいえば、KAC-5250を5個ほど買ってきて使うのが良いのかもしれない。
 でも、いつまでたっても電源ばっかり用意している気がする。

2012年12月29日土曜日

EP センターレスはむずかしい

ドーナツ盤が増えた。
どこかに、センターに入れる丸いのがあるはずだけど。
Lee Wiley Sings Rodgers and Hart
  • MY HEART STOOD STILL 
  • YOU TOOK ADVANTAGE OF ME 
  • MY ROMANCE 
  • GLAD TO BE UNHAPPY 
  • MOUNTAIN GREENERY 
  • MY FUNNY VALENTINE 
  • IT NEVER ENTERED MY MIND 
  • GIVE IT BACK TO THE INDIANS

SP,LP,EPでどれがいいといえば、楽なのはiTunesです。CDはなんとなく迫力が無い。
EPが音はいいような気がするけど。
12インチLPになって、たくさん入るし、発売会社が2社になったのかな。

何を微分している

きれいな文字と、感動する文字は違う。
写真だって、誰でも撮れるが、感動する写真はちょっと何かが違う。
オーディオ機器だって、いい音だなーと思うのは、回路は特に特別でなかったりする。
つまり、人は、物事を見たり聞いたりした時、瞬時に芸術的要素を抽出する能力があるということ?
積分は面積を求めている。微分は変化分=速度、傾きを求めている。微分の微分は加速度を求めているの?
つねにフーリエ級数展開していて、それを微分したり積分したりがリアルタイムに脳の中では起こっていたり。
 話は逆だな。脳の中で起こっていることを、分かる形であらわしたのが数学の定理。自然界でおこるうち、ホンの少し説明ができるところを世の中に見せたのが科学。

ebayをのぞいていたら、WIMA BlackBox AUDIO FILM CAPACITORSというのを見かけた。たかがコンデンサ、されどコンデンサ、人の興味は尽きない。悩ましきかな。

2012年12月27日木曜日

都市伝説

疑問。
 ダイオードで整流すると、ヒータが温まる前に10数秒高圧がかかるから、球の寿命を短くする。という説明が多く見られる。
 プレート電流は、電源スイッチを入れると、徐々に増える。
 もともと真空管にかかっている電圧はほぼ規格値。
 どうして寿命が短くなるのだろうか。これって、都市伝説?

 45と差し替えられる2A3を探すと高い!
 どうしてこんなに高いの?
 MT管が割安だ。
 でも、45で、やりたいことはいっぱいある。

45で45をドライブしてはいけないの。
途中にコンデンサで伝える、コンデンサ+インダクタ、1:2ぐらいのトランスでドライブする。どれも面白そうだし。音が違ってくるのだろうか。
今、W66のフェーダーを入れているが、やはり、能率の高いスピーカーでも物足りない。+10dBは増幅しないと満足できなさそうな感じがする。

45パラだと2.5kぐらいになるのかな。だったら2A3でいいじゃないかという話だけど、1本に2本分を入れたというのはコストパフォーマンスを良くしようとしたことになる。イコール、音が悪くなるという歴史的事実?があるので、45パラは試してみる価値がある。
エミ減の45を10本買ってしまったから、いろいろな妄想が出てきてしまう。今日、クラシックコンポーネンツに行ったら、45ペアに3万円の値札がついていた。これでは遊べないもんね。

ラ・フォル・ジュルネ音楽祭2012

「ピアノ三重奏曲 イ短調 作品50“偉大な芸術家の思い出”から 第2楽章」
(作曲)チャイコフスキー、(ピアノ三重奏団)トリオ・ヴァンダラー いい感じの演奏。

2012年12月26日水曜日

2012年12月24日月曜日

45で1Wをだそうプロジェクトの開始 その9

 測定してみた。
 CD出力が2Vrms?だとすれば0.58W出力が出せる。当初の期待値が100mWだったから、どうしてなの?
 低い入力の時のリニヤリティが変。

あれ、対数で表示するのかなー。
めでたく、入出力特性はノーマルでした。

 可聴域ではほぼフラット。高域の荒れはトランス(春日KA-2535S 3.5k:8で使用)によるものだろうか。入力トランス(タムラTPs-6S 600:60k)、バイアス抵抗(39k)とかによっても違う特性になるのだろうか。興味は尽きない。出力0.14Wのときの特性。
 どうやると(補正?)もう少しフラットになるのかはわからない。
 もともとゲインが無いのだからNFをかけるというのはなしだし。


 ダンピングファクタは1.1。
残留雑音は2.3mV。ヒーターに4700uFを追加したら、1.0mVに減った。スピーカーに耳をひっつけて、少しハムがある。
1kHzのひずみ率は、
プレート電流約38mAのとき。球はRCAのST管。
ひずみ率10%を最大パワーというなら、今回の単管45アンプはめでたく目標をクリヤしたことになる。
感想; 6L6パラプッシュの底力を感じていたから、パワーは必要だと思っていた。しかし、このひ弱な1Wアンプはこれでもいいじゃないかという期待感を見せている。



 いつの間にか、春日から5/7k(KA-5070S)のトランスが出ている。今使っている2.5/3.5k(KA-2535S)より高域が出ない。が、パワーは絞り出せるはず。どっちがいいか。

 でもでもタムラの F-913(3.5k)を使ってみたい。なにしろ、KA-5070Sの倍の5kgと重たいんだ。多層シールドのせいかもね。

2012年12月23日日曜日

45で1Wをだそうプロジェクトの開始 その8 一里塚に到達

今日ははかどった。音出しまでできた。
ヒータは600円のSWモジュール。トランスはヒータ用3A。2.6Vほど出ている。下げねば。


バイアス用の電源。100Vを整流。200kのボリュームで電圧可変。


B電源。110Vを倍電圧整流。288Vほどを得ている。とりあえずチョークを1段入れているが、最終的には、FETによるリプルフィルタに変更する予定。



3ケタの電圧計は、途中で吹っ飛ばした。


プレート電流を読めるのはありがたい。40mA弱で良いのだろう。


ST管でテストしてナス管に変更した。UX245。


 測ってみないとわからないが、下は十分出ている。高域は足らない感じはない。
CDの後ろにSIMENSのW290Vを入れている。
 0dBのCD入力ではうるさすぎる。-10dBでも大きめの感じ。100mWってこんなにパワーがあるのかな。

ということで、シルバニアのSX245、CONCERT MASTER(どこの?)のナス管に変えてみた。私には違いが分からないが、構造はみんな違う。
聞いているのは、ローズマリークルーニ、シングズ・バラード。

 ST管の45も、カンニグハム、RCA、エマーソンと変えてみるが、差が分からない。本当に駄耳だ。
 2A3にも変えられる。でも1本も持っていない。


4wayのソフト

paypalで10ドルの支払い。

電源ケーブルを安く入手する方法

 世の中は、ごっつい電源ケーブルを使うのが普通らしいが、老後の楽しみにとっておこう。アースをとるというのは、なるべく実行したい。
 古いアンプ類を購入すると、電源ケーブルは一番に取り換えないといけない。最近まで、170円が7Aケーブルで一番安いと思っていた。
 ラジオデパートの地下で、中古PC売り場で、ケーブルが100円というのを見つけた。そうなんだ。その手のものを探せば、もっと安いのが見つかるかもしれない。古いといっても10年以内なら、このようなケーブルは柔らかいし十分使える。どこかのトンネルのように化学合成素材の寿命を35年も盲信するというのは論外だけど。

nasneを中心に

 今だったら、HDD/ブルーレイレコーダを新規に購入しなくて、

  • nasne 
  • USB2.0箱 
  • 2Tのハードディスク 
  • nasne用ブルーレイ

で、家の中の録画再生環境を満たせる。リーズナブル。
しかし、Apple TV陣営の動きが見えないので、どうしたものか。

2012年12月21日金曜日

2012年12月19日水曜日

待ちに待った半透明赤色のレコード


ピンクはムギの、赤はユイの。黄色や緑もある。けいおん第1期の7枚組EP。年末には第2期の9枚組が出る?


ototoyのイベントに行ったらもらったせんべい。どんな味がするンだろうか。

花澤香菜 it界に進出

 「市ヶ谷 りか」が歌う「キミをマモリタイ」」は、トレンドマイクロの「パスワードマネージャー」無料版をダウンロードすると、同楽曲のフルバージョンが無料でダウンロードできる。
 しかし、複数の ID/パスワードを暗号化し、まとめてクラウド上で管理できる「パスワードマネージャー」は仕様からしてこわい。ありえない。

2012年12月16日日曜日

12インチスピーカーの取り付け



  • Philips Norelco AD5277 2個
  • PEAVEY 1208-4 SPS BWX  2個

バッフル板がへし折れそう。

2日ほど聞いているが、音が変わってしまった。ひずみは増えたように感じる。ひどくノスタルジックな音へと変わっている。

入力端子:XLR

 昨日のEQは、バランス出力を、XLR-RCAケーブルで普通に12AU7プッシュプル-RCA12インチ裸スピーカー、という状況で聞いていた。
 せっかくだから、バランス入力のアンプへと変更。
 寝ていたCLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / DCP2000を起こしてきてつなぎ直した。


2012年12月15日土曜日

もうひとつのEQ

パッシブというかCR型イコライザ、DCサーボつきのデバッグが終わった。ほんとうに、人というのは、粗忽者だ。私だけど。
 RCAのコネクタから片チャンネルのシールドのホットとグラウンドを逆にしていて、なぜ、こんなにノイズが大きいのだろ。。。
 8.2kのところに一桁低い抵抗を片チャンネルだけに入れていた。
 そして、いつもやっているのに、忘れていた、プレーヤからのアースラインの接続。

 やっと、普通に鳴り出した。SSM2142によるバランス出力。使っているオペアンプは、4580DD。惰耳には高級オペアンプは無駄な投資になる。

45で1Wをだそうプロジェクトの開始 その6

テストシステムのベースを作った。電源を下側において、シールドをほどこす。鉄と銅。

アーリーアートペッパー


 SPだからそこそこ古いように思う。この後、もしくは同時期に10インチLPが出ていたのかなー。とすると、この入手したチリペッパーは何枚か組みアルバムのかたわれなのかもしれない。
 LENCOのドライブは、OFFにしてもなかなか止まらない。こういうとき、アメリカの局用ドライブのように、瞬時に止まるのは便利。

 調べると1953年の録音のようだ。
* Discovery 171   Art Pepper - Chili Pepper b/w Everything Happens To Me

Art Pepper Quartet Art Pepper (as) Russ Freeman (p) Bob Whitlock (b) Bobby White (d) Los Angeles, CA, March 29, 1953
D6058-2Chili PepperSavoy SJL 2217
D6058-3-Savoy (J) K30Y 6187/88
D6058-4-Discovery 171, DL 3019; Savoy MG 12089, SJL 2217
D6058-5-Savoy (J) K30Y 6187/88
D6059-1Suzy The PoodleDiscovery 170, DL 3019; Savoy MG 12089, SJL 2217
D6059-3-Savoy (J) K30Y 6187/88
D6059-5--
D6059-6-Savoy SJL 2217
D6060-1Everything Happens To MeSavoy (J) K30Y 6187/88
D6060-2--
D6060-3-Savoy SJL 2217
D6060-4-Discovery 171, DL 3019; Regent MG 6069; Savoy SJL 2217
D6060-6-Savoy (J) K30Y 6187/88
D6061-4Tickle ToeDiscovery 170, DL 3019; Savoy MG 12089, SJL 2217
D6061-9-Savoy SJL 2217

どちらもよい

 勝手に写真を載せているけど、こういうの、あこがれる。スピーカーは個性の集まりだ。


 もちろん、ちゃんと箱に入れて、チューニングをしたスピーカーも素晴らしい。

 ミューズの方舟 に出された塩沢さんのダブルバスレフ。バランスをとってスピーカーと箱を上手く調教するというのも楽しそう。

 も一つ楽しめるのが、やっぱり木工工作。猫足の工作をいつかはやってみたい。

45で1Wをだそうプロジェクトの開始 その5

1:10のマイクトランスがたとえ使えたとしても、目標値の1Wの-10dBが限界かもしれない45シングルアンプ。インチキをするために、10dBを稼ぐためのフェーダーを入れる。余っているのは、SIEMENS(DANNER) W291V、TELEFUNKEN(ANT) W691の二つ。W691は741を使っていて、W291はチップ部品を組んだディスクリート回路に見える。W291が古いと思うが、どっちを使ってもよいかも。

端材工作

アルミのケースは軽いので、ケーブルに引きずられる。
でも、この厚みのある神代欅も軽い。ケースを載せると、せっかく磨いた髄線が隠れてしまう。。。



2012年12月12日水曜日

2012年12月10日月曜日

動きだしたLENCOドライブ

 レコカットのアームを取り付けた。カートリッジはピカリングのP/AT-1。
モノ4チャンネル用チャンネルデバイダを箱に入れるべく、準備。穴がいっぱいあくので、ケースがべこべこになる。塗装しなくては。


2012年12月7日金曜日

バイアスの電源

10V~96Vの可変ができる。A1動作だとバイアスの電流は流れないので、こんな回路は不要で、ボリュームだけで、可変にすればいい。というのが常識っぽい。
 もしバイアス電流を流せたら、という実験のための電源を用意しよう。

2012年12月6日木曜日

SiCダイオードの販売

 ロームのSiC ダイオードの販売が秋月で始まった。300円は安いのか高いのかわからない。カタログにtrrの値が掲載されていないのが気になる。

2012年12月5日水曜日

5.15ドルの電圧計

 4けたのLED。0~33Vを表示できるので、1/10の分圧回路を入れれば、330Vまでの電圧計になる、と思う。


2012年12月4日火曜日

FETによるリプルフィルタ

 すごく効果がある。100H,200kHzのノイズを重畳させてみたが、きれいさっぱり取れる。
 ゲートに入っているコンデンサは、ゲート電流がpAなので、もっと容量が少なくたっていいかもしれない。トランジスタを使ったリプルフィルタとは役割が違うようだ。


 45クラスだと、B電源にも使える。もちろん、音楽信号への電流変化は電解コンデンサが担当するので、リプルを取るというのとは別に考えないといけない。と思う。

ぐるぐる ループ

NTTフレッツの割引を申し込もうとするが、クリックっしていくと新規加入のページに戻ってきてしまう。誰も検証していないんだなー。

2012年12月2日日曜日

備忘録 12/24 けいおん劇場版放送

45で1Wをだそうプロジェクトの開始 その4

 そう、ヒータを準備しなくちゃいけない。2.5V-1.5Aと、今となっては不思議な電圧。
何かその当時の必然でその電圧が決められていた、はず。鉛蓄電池は1セルが2.1V。マンガン電池は1.5V。直列に2個接続して、1.5Aも流れると電圧降下が起こるから2.5Vとしたのだろうか。
 ヒーターの6.3Vをショットキーダイオードで整流し、DC-DCコンバータで2.5Vを得るという方法を試してみる。



 どの部品も秋月でそろう。村田のDC-DCコンバータOKL-T/6-W12N-Cのピンのはんだ付けはこの上なく難しい。次は別の大きなものに変更しようと思う。もちろん、こんなに小さくて6Aが取り出せるメリットが大きいときは実装にもっと工夫をして使いたいが。


2012年12月1日土曜日

今年の残念だったこと


聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) 14

お店の店頭で奥付を読んで、がっかりした。13巻が最終巻だと思っていたら、14巻が出るというので待っていた。 なのに終わらない。期待が憤りに変わっていくという気持ちの変化。書きたいのであれば、一度閉じて、続編を書けばいいのに。

Dukane 1A775


 ジャンクで購入した8417パラプッシュのアンプ。実は電源が物理的に吹っ飛んでいたので、なかなか回路が復元できなかった。
 変な15kのW数の大きな抵抗が高圧回路に入っていて、不可解な構成だった。今日、AC電圧を計ると、同じ電圧が2回路あることが分かったので、想定回路をシミュレートしてみた。
 15kは5W消費するので15Wもしくは20Wの抵抗が付いていたわけだ。ブリッジは型番から600V-2Aだった。
 俄然やる気が出てきた。初段は12AX7Aの半分で電圧増幅、片方でP-K分割。次段は12BH7Aでなにしているんだろう、ほとんど増幅する必要はないが。
 最終は8417パラプッシュ。100Wぐらい出るかもしれない。


45で1Wをだそうプロジェクトの開始 その3

 寒いので写真をとってごまかしている。


 A1増幅器の場合、45のプレート損失は10Wで期待される出力は2W。
 8417のプレート損失は35W、AB1プッシュプルで100W出力が可能。同じくプレート損失が35Wの6GB8は、A1の動作例が載っているがなんと15W。プレート電圧は250Vしかかけていない。

Waltz for Debby

 まだ入力関係はその当時のものでそろえられていないが、1950年後半のアンプやスピーカーで、Waltz for Debbyのmono盤が聴けるようになってきた。ステレオのシステムも針は同じ44-7だが、モノの再生装置ではLRをショートしている。
 12月の中ごろには乳白色の音質的に期待できるLPレコードがやってくる。そうすると、また、そっちがずっといいっていうことになりそうだけど。


 これはモノ盤だが、レーベルの色からしてリバーサイドの初期オリジナルではない事がわかる。made in hollandとなっているので、オランダ盤。

45で1Wをだそうプロジェクトの開始 その2

 まず、ケースの大きさを考えないといけない。もちろん実験なので、大きめでもよいし、体裁は考えない。
 大きさを決めるのは、作業場所の確保、トランス類の影響。
 今回利用する電源トランスは大きいが、電流はあまり流れないから、磁界はそれほど大きくないと思う。磁界の強い方向は、このトランスを普通に置くと上下に出る。上下に良導体を置くと、そこに渦電流が流れる。流れた電流はジュール熱になって、大気に出ていく。
 で、実装問題として、上下の導体は互いに電気的に接続する必要があるのか。そして、回路のグラウンドと接続する必要があるのか。渦電流は50Hzの周期で励磁??される。熱に変わるだけなら問題ないが、導体のエッジから電波で放射されることが考えられる。したがって、トランス全体、6面を全部金属板で囲ってしまえば問題ないが、そこそこの大きさの板が必要だ。
 渦電流を良好に熱に変換するには、電気伝導率のよい金属が良い。って、どこにも書いていない。が、加工ができてリーズナブルな銅板を使う。厚めが良いというのは想像できるが高価になる。
 フレームの材料としてアルミ板を使うが、これにはグラウンドを直接接続しないようにする。そうすれば、迷走する渦電流がグラウンドに流れ込まないことになる。

 ということを考え、現実的な解決方法を模索する。
 電源トランスと出力トランスの上下には銅板を置く。少し離して設置、きっと距離の二乗で磁界は弱まるから。
 その上にフレームになるアルミ板を置く。
 それらは太いスズメッキ線でつなぐ。そして、回路のベタアース部分と1000pFか0.01uFでつなぐ。この値に根拠がないが、100Hzほどは通せず、もっと高い周波数的にはつながっているという勝手に決めた値。

2012年11月30日金曜日

45で1Wをだそうプロジェクトの開始


 ナス管はたぶん死んでいるので、実際はST管を使う。といっても、全部エミゲンしたやつしか手に入れていないので、1Wが目標。
 トランスがそろった。電源は拾いものの300Wと書かれたもので、倍電圧整流して使う予定。チョークは3H-150mAと書かれていた春日のだけど、計ると4Hあった。2.5H-150mAのチョークも拾いもの。入力トランスはタムラのTPs-6S。出力トランスは春日のKA-2535S。
 ドライブの球はなし。アクティブフェーダーで入力を突っ込めば1W出るかもしれないと思っているが、ロード線も引かない、いや引けない、初めての無計画自作アンプ。